アドラー心理学である「嫌われる勇気」の1項目ずつ書評しております。
今日は、「すべての悩みは「対人関係の悩み」である」についてです。
すべての悩みは対人関係の悩みというアドラーの言葉です。
これはアドラー心理学の根底に流れる概念という事です。
私も良く図を使って説明するのですが、
「自己受容」が出来るには、他者の意見に惑わされない事が重要なのです。
他者からの言葉や視線で自分の行動が変わってしまうと、
「自分」が失われて行きます。
ここで、大切なのは、
「ダメな自分も受け入れている」事
これが出来れば、他者になんと言われようが、
「ごめんなさい」が言えるのです。
人は、嫌われたくない、悪口を言われたくない
の裏側に、否定されたくない、痛い所を突かれたくない
という思いが存在します。
俗に言う、「劣等感」や「コンプレックス」のような物です。
ここを隠している間は、「ありのままの自分」ではありませんので、
人間関係の問題が多くなるはずです。
「ダメな自分」がいるから、「認められたい」ですし
「ダメな自分」がいるから、「誰かにわかってもらいたい」のです。
「ダメな自分」がいるから、「親友」を求めるし、
最悪その人が離れると、「裏切られた」といいます。
これは、恋人関係でも、夫婦関係でも同じです。
「ダメな自分を受け入れる」=「自己受容」につながります。
これが出来る事で、人間関係の問題は限りなく減っていく事でしょう。
「嫌われる勇気」という本に、「自己受容」の実践が加わる事で、
その方法がとてもわかりやすくなります。
アドラー女子を目指すあなたにも、「自己受容の実践」が必須になりますよ。
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