アドラー心理学である「嫌われる勇気」の1項目ずつ書評しております。
今日は、「人は常に「変わらない」という決心をしている」についてです。
この項目には、「ライフスタイル」という言葉が出てきます。
アドラー心理学では、これを性格とか気質の事としております。
そして、その人の世界観などとも、言っております。
有る意味、人の「自己概念」の部分でもあるとおもうのですが、
この自己の概念という意味が、わからない人が結構いるのです。
自己の概念という部分の特徴といいますか、注意点は
- 「自己概念」は人それぞれ違うという事です
- この概念は、幼少期から自分で作りあげたものである
- 変えようと思えば、変えられるものです
- 成り立ちを知る事が大切です
- 持って生まれるものは気質です
- 行動によって変化させる事が可能です
このような内容と思います。
そして、生育過程で、その性格を作っていくのですが、
身の回りの環境で、その環境の捉え方で、性格がまったく正反対にもなる程に変化します。
当然、兄弟、姉妹の上下関係も性格に関係しますし、
親の言う事をストレートに捉える人や、正反対に捉える人など、
捉え方は人それぞれに違うのです。
ただ、その捉え方や、考え方の方向性などは、子供の頃から、そんなに変わるものではないので、
傾向が掴めます。
その傾向さえも、認識すれば、変化させる事は可能なのですが、
本の項目にも書いてありますが、
変わる事への不安が沸いてくる事があります。
著書には、皮肉っぽく「このままでいる私」の方が楽である
などと書いてありますが、
多くは、それが変えられるものだと認識していない所に
問題があるように思います。
私のセミナーや本の中にも、「こころの仕組み」という言い方を多く使っております。
その仕組みは、結構パターン化できます。
すると、その傾向を聞く事で、その先に何が起ったかを
創造する事ができます。
そして、幼少期からの一連の出来事をつなげていくと、
なるほど~
というように、繋がってくるのです。
ですから、「こころの仕組み」を知る事が大切で、
多くの問題解決が出来るようになります。
最終目的は「自己受容」ですから、
ゴールも見え、そこに向かえます。
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