アドラー心理学である「嫌われる勇気」の1項目ずつ書評しております。
今日は、「あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの」についてですが、
青年は、哲人にあなたの不幸は、あなた自身が選択したものだ
と言われて、非常に反論しております。
そうです、不幸と思っている人は、確かに「自分が幸せでない」と結論付けて、
色々な理由を付けている場合が多いのです。
青年はそれを、生まれ持った変えられない差別だと言っておりますが、それに対し
哲人は、青年が「不幸であること」を「善」として判断したと言います。
確かに、青年が思い込みに囚われて、
先に見込みが持てない事は事実と思います。
私の所に来て相談する人は、だいたい誰かを悪者にしてそれを訴えにくる人が多いものです。
または、社会の不満とか、自分自身を責めて落ち込んでいる人もいます。
そんな相談相手に、「それはあたなが選択した」
なんて言ったら、その場で激怒して、もうそれ以上話しもしてくれませんね。
ただし、自分の選択は自由であり、過去に囚われず変わる事が出来る事に
気付かせる事が必要です。
これは、カウンセリングでの方法ですが、
この著書のように相手に、どこかで相手を攻めて接していると、先に進みませんね。
物語ですからこれで良いと思いますが、
僕が読んでいると、自分の感情に反応します。
(カウンセリングでは、相手の欠点を突っ込むような事はしません)
考え方を変えるチャンスや方法は、実際あります。
相談者が自ら、その方法を聞いてくるような話の持って行き方が
重要と思います。
相談されても、自分が「自己受容」が出来てなく、その問題と同じ問題を自分が抱えていると、
つい、方法論を語ってしまったり、
自分が出来ていない感情を相手にぶつけてしまったり、
最近克服して調子の良い時に、自分の過去の問題と同じような内容で悩んでいると、
過去の自分がフォーカスされ、イライラしてきます。
このような問題を起さない為にも、まず「自己受容」が大切です。
人の相談にのるには、まず「自己受容」が大切なのです。
アドラー学ぶなら、「自己受容」
来年1月から開講、只今早期値引き中!!
コメント