あるがまま生きる、「無為自然」な在り方
「無為」という考え方が老子の特徴と言えます。
「無為」とは「なにも作為をしない」という意味です。
つまり「無為自然」とは
「なにもせず、あるがままでいる」という状態です。
だからと言って、全く何もしないのとは、ちょっと違います。
何事も自然に任せるという意味です。
人間は、感情や思考が発達しているため、
自己と他者の間においても、利害関係が生じます。
相手が右にでれば、こっちは左にでれますし、
相手が右なら、こっちも右に出る事も可能です。
具体的に言うと、
困っている人がいた時に、
- 進んで手助けをする
- 知らないふりをする
- 助けを求めて来たら答える
無為は何番でしょうか?
答えは3番かな。。
1の良かれと思ってやった事は、時にお節介になる事があります。
2の知らないふりは、知らなかったとは違います。
このような事は、意外と色々あるものです。
- 人に良く見られたい
- 気を遣う
- 思考で作戦を練る
- 人に説教する
- 教えてあげる
- 助けてあげる
「無為」とは「自然に任せる」という意味があります。
ありのまま自然体でいれば、余計な事にはなりません。
人間は、欲求や願望があるからこそ
ありのままではいられなくなるのです。
「自己受容」ではそのような欲求や願望を受け入れます。
そうすることで、「ありのまま」という状態が作れます。
そうです、これが「無為」です。
ありのまま、時に任せて「自然のまま過ごす」
仕事や子育てをしていると、そうは行きませんね。
ただ、基本「無為」を実践してみてください。
「無為自然」
「自己受容」はその方法です。
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