アドラー心理学である「嫌われる勇気」を「自己受容」の観点から1項目ずつ書評しております。
今日から第3夜「承認欲求を否定する」という項目です。
テーマは自由についてです。
いきなり、承認欲求を否定するという衝撃な一文。
承認欲求とは、人が他者から自分の存在価値を認めて欲しいとする欲求です。
さまざまな形で現れますが、
そもそも子供が親に求める、
自分の存在価値を求める所から始まります。
自分はこれで、良いのか?
大人の仲間入りが出来たのか?
しかし、親が子供に対していつも否定していたり、
自分の子供はしっかりして欲しいと、常に高い目標を与え、何時までも認めなかったり、
子供を兄弟や親戚と比べて、いつもダメ出ししていたりと、
そんな毎日を過ごしていると、何時しか親の承認を諦めます。
すると、学校の先生に求めたり、
大人になれば、会社で自分を認めてもらおうと頑張り過ぎたりと、
様々な場面で、問題が起こります。
最大の問題は、恋人や夫婦関係にその承認を求める事になりますと、
「私ばっかり子育てして!」
「俺は会社で苦労して仕事しているんだ」
と、争い事になります。
男性が女性に奴隷のように依存したり、
わかってもらえないと、今までの怒りをそこにぶつけ、
DVやパワハラになったりと、常に問題が起ります。
それらの問題の根本は、すべてこの「承認欲求」なのです。
しかし、「嫌われる勇気」ではそれを否定する・・・
※アドラー自身は否定している訳ではないそうです。
たしかに、「自己受容」の最終目的は、自分で自分を認めてください。
という事です。
子供は大人ではありませんし、大人になるまで子供です。
一人で生活の出来ない弱さがあります。
これでは、自分で、自分を認める事は不可能です。
しかし、大人になって、社会に出て、
一人暮らしをしたり、会社に行ったり、
給料を稼いだり、恋愛を体験したりと
これらの出来事を自分が認めないで誰に認めてもらいたいのですか?
という事になります。
自分のやってきた実績ですから、
これを自分で認めてください。
これが、「自己受容」なのです。
第三者が認めてくれたとしても、必ず反対するやつが出てきます。
上を求めても。必ず上には上がいるのです。
今生の天皇陛下でさえ、「国民の象徴を貫きました」という思いを
誰かに伝えて、わかってもらいたいのです。
ですから、どんなに位が高くても、どんなに功績を残しても、
自分が自分の事を認めない限り、
「認められた」という思いには、なれないのです。
これが「承認欲求」の大きな問題です。
野球の選手だって、ドーム講演を成し遂げた歌手だって、
自分が自分の事を認めない限り、「自己受容」はできません。
なら、「承認欲求」なんて「ない」
とも、言えなくはないのです。
皆が自分で自分の事を認めてしまえば、「承認欲求」は存在しなくなるでしょう。
「自己受容」の実践がそれにあたります。
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