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004 恋愛から引きずるこころ 「アドラー女子」


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恋愛に役立てる「アドラー心理学」

サダコはカウンセラーに導かれるように、過去の失恋について話はじめました。彼の事を信じて過ごしていたある日、サダコは突然彼に振られてしまいました。それ以来サダコは人間不信に陥っているようなのです。サダコは涙を流しながら、語ってくれました。


岡部 潤
サダコさん、話してくれてありがとうございます。それで人の事を信じられなくなってしまったんですね。
ユウコ
サダコさんそんな事があったんですかぁ・・・
サダコ
すみません、そんな事言うつもりじゃなかったんですが・・・(涙)
岡部 潤
大丈夫ですよ、話す事でスッキリするものなんです。
それで、その彼の事は今でも好きなんですか?
サダコ
イヤ、もう二度と会いたくないですし、許せません!!
岡部 潤
許せないんですね。
サダコ
いや、はい許せないとおもいます(驚)
岡部 潤
その出来事が起ったのは、いつごろですか?
サダコ
今から3年前かなぁ・・・
ユウコ
サダコさんを苦しめた男、私も許しません!!
岡部 潤
3年前なんですね、わかりました。これがサダコさんのトラウマだとしたら、どのように解決したら良いおと思いますか?
サダコ
??・・・・
折本先生
トラウマの体験ですね。井上先生アドラー的にいいますと、この出来事はどう解釈したら良いでしょうか?
井上先生
彼との出来事がトラウマで、人の事が信用できないというのは、原因論で、彼のせいで私がこうなったという被害者的な状態になっています。これを目的論にしますと、幸せになる為に何からしましょうか? となります。そこに勇気を出すのです。
ユウコ
えーいきなり悲しみを捨てて、前に向いて考えなさいってぇ~??
折本先生
そうなんです、悲しみや怒りの残っている人に、いきなり前に向けと言っても、ほぼ出来ません。ここにカウンセリングの必要性があります。カウンセリングをした例を聞いてみましょう
綾瀬 ゆり
そうですね、最初は自分のこころの奥底に、悲しみや怒りが残っているなんて、全然思っていませんでした。でも話しているうちに涙が出たり、悲しくなったり、こんな感情を閉じ込めていたんだ、と認識しました。それを出してからは、言いたい事も言えて、自分の思う通りに生きようって考えれるようになりました。
樹比多 なつ
私もゆりさんと同じで、ほんと電車の中でマナーの悪い人に注意してましたから・・・(笑)
今では日々穏やかで、あの時が嘘のようです。
ユウコ
へーなんでそうなれたんですか??
樹比多 なつ
やっぱり大きかったのは、自分を受け入れたという所と思います。
ユウコ
受け入れたですか?
樹比多 なつ
はい、その頃の私は、自分がもっと頑張らないといけないと思って、毎日決め事をして生活していたんです。でも中々思う通りに行かなくて、いつもイライラしていました。自分がイライラしていると、周りのダメな人を見てその人にイライラしちゃうんです。
サダコ
わー私も毎日イライラが多いです!!
岡部 潤
サダコさんは、「嫌な自分」がいるのですか?
ここで、ひとつ明らかになりました。サダコさんは、自分自身に対して「認めていない自分」がいるのではないかという事です。この部分が後にどのように結び付いて行くのかが大切なポイントです。「アドラー心理学」は万能ではありません。ちょっとの悩みなら、考え方を変えて前に向いてしまえば、それで収まるかもしれません。しかし感情を伴うトラウマは、そう簡単ではありません。まず話す事、理解する事、受け入れる事、これが大切です。一人じゃ中々できませんので、カウンセラーさんと共に解決に結びつけましょう。 

 

 

 

 

 

 

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 「アドラー女子」心理カウンセラー

 


 

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