「承認欲求」が引き金に!
著書「嫌われる勇気」には「承認欲求は存在しない」と書いてありますが、多くのことが「承認欲求」が原因で成り立っている事が多いものです。現代の事件や歴史的な事件であっても、この「承認欲求」が引き金になっていることが十分にあり得ます。「承認欲求」が頑張る方向に出る場合もあれば、自己否定の方向に働くこともあります。複雑怪奇なこの「欲求」の紐を解いていきましょう!

サダコさんの元彼の話ですが、サダコさんちょっとお話聴いても良いですか?

はい

元彼とはどのくらいお付き合いされていたのですか?

2年半くらいです、最初は仲良く一緒に住んでいて、楽しくやっていたのです。

楽しかったんですね。

どうして別れてしまったのですか?

私一人で家にいると彼が帰ってこないんじゃないかって思っていつも連絡するんです。でもなかなか彼が連絡してくれなくて・・・

寂しくなってしまうのですね。帰って来ないかもって不安になってしまうのですか?

いつも不安で不安で

でも実際帰って来なかったことはあるのですか?

いや、いつも酔っぱらって帰ってくるのですが、連絡が取れないときが多くて・・・

それで何で別れちゃったんですか?

ある時、彼のほうから「別れたい」って言われました。私は、彼のために一所懸命、家の事をして頑張ってきたのに、きっと他の女とか出来たんだと思います・・・

そうなんですね。頑張っていたのに・・

本当に別の人が出来たんですか?

いや、ある日を境に彼が出て行ってしまって、音信不通です。

そーかぁ、音信不通ですか・・・

すごく信じていたのに・・・
彼は本当に別の女の人のところに行ってしまったのでしょうか? サダコさんは、彼のために頑張ったと言っています、果たしてその頑張りは、本当に彼のため?だったのでしょうか? 過去を振り返り、自分のしていた行いと、彼の顔色などを思い出しながら、サダコは思いました。「重かった」のかな? 確かに私、ワガママだったし、彼はいい加減な所があって色々言い過ぎてしまったかもしれない・・・そんなサダコの話が聴けました。
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「アドラー女子」心理カウンセラー