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過去に支配されない
ここでは、相手に合わせてしまう理由を明らかにしたいと思います。話はカウンセラーがカウンセリングの中で出てきた過去の事例を中心に聞いて行きます。
岡部 潤
ユウコさんは、なぜ相手に合わせてしまうのか、原因はわかりましたか?
まだ途中ではあるのですが、多分「母」が原因のように思います。
どうしてそう思ったのですか?
私の母は、ヒステリックで何かにして、騒ぐし、怖いしで、私はいつも母の言う事を聞いていました。母に嫌われたら、自分の身の安全にも問題がでますから、いつだったか寒い日に外に追い出されて・・・・
お母さんの言う事を聞いていたのですね。
これは私がカウンセリングした人の話ですが、守秘義務があるので名前はいいませんが、彼女の家族は、父、母、妹、弟の5人家族です。母親は何かと心配症で、学校の成績や、習い事、門限など凄く厳しくされていたそうです。どちらかというと、彼女より妹の方が優等生だったようです。
これは私がカウンセリングした人の話ですが、守秘義務があるので名前はいいませんが、彼女の家族は、父、母、妹、弟の5人家族です。母親は何かと心配症で、学校の成績や、習い事、門限など凄く厳しくされていたそうです。どちらかというと、彼女より妹の方が優等生だったようです。
私も妹がいるのですが、妹の方が確かに要領もよく、勉強からスポーツまで、活発にこなす人でした。
彼女は少しでもお母さんの笑顔が見たい、どこか認められたいという気持ちで、色々な事を頑張りました。しかしいくら頑張っても、いくら気を利かしても、彼女の事をわかってくれる事は無かったと言います。
そうですね、私のクライアントさんにも同じような関係の方がおられます。私も長女ですけど、長女って、「お姉ちゃんなんだから」とか言われて、知らないうちに変な責任感がついちゃうんですよね。
そう言えば、私も「お姉ちゃんなんだから」って良く言われていました。
皆さん色々な体験談をありがとうございます。このようにグループで話していく事で、色々な気付きが同時に得られます。母親の言う事を聞いてしまうのは、相手に合わせてしまう例の最初の原因です。このようなタイプの人は2つに分かれますが、
1、その後もこのまま合わせていて、合わせている事に気付かない人(サダコ)
2、反抗期あたりから、合わせるのを辞める人(ユウコ)
高校生、大学生は比較的解放され「ありのまま」でいると思います。しかし会社に入り上司という目上の存在が現れると、またそこに合わせてしまう事になるのです。
1、その後もこのまま合わせていて、合わせている事に気付かない人(サダコ)
2、反抗期あたりから、合わせるのを辞める人(ユウコ)
高校生、大学生は比較的解放され「ありのまま」でいると思います。しかし会社に入り上司という目上の存在が現れると、またそこに合わせてしまう事になるのです。
ここを原因にして、「だから私は・・・」というと原因論になってしまいます。アドラー心理学的に理解するなら、「目的論」にしていかないといけないですね。
・・・
私のお母さんが悪いなんて・・・
アドラーの目的論、確かにいつまでも原因に固執していたら、先に進みません。しかし、原因を一度掴んで、そしてそれを受け入れた上で、前に進むのが、折本心理学の「自己受容」です。さぁこの先アドラーの力を借りて、「目的論」と「課題の分離」で解決していきましょう!!サダコさんが、変な事を言っています。あまりに母親の支配が強く恐怖であり、それでいて凄く優しい面があると、その関係は依存関係になってします。サダコさんに気付いてもらうのは、ちょっと時間がかかりそうです。
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「アドラー女子」心理カウンセラー