脳の中の龍の子「海馬」

海馬と書いて、かいばと読みます。脳の中にある記憶を司る部分です。形がタツノオトシゴに似ているから、この名前が付いたのだと思います。

龍の落とし子?龍が落とした子、なんでしょうか?
良く見ると不思議な生き物です。

脳の偏桃体にあるこの海馬では、記憶の通り道と言われております。夜寝ている時に、いる記憶といらない記憶を整理したり、目で見た情報と過去の記憶を照らし合わせる作業などをしているようです。

もし、皆さんが食べた毎日のご飯、生まれてから今まで全部覚えていたら、膨大な量になってしまいます。それをしなくて良いように、海馬は働いております。

鬱や認知症の方は、この海馬が委縮していると言います。
すると、記憶に問題が出てきます。

記憶力の良い人などは、海馬が大きいとも言われています。
記憶にも、新しい記憶や、過去の記憶があります。

我々が恐怖を感じるのも、この過去の記憶が、もしかして・・・
という信号に変わった時に、反射的な行動を起こす仕様になっているようです。

例えば、同じ過去の恐怖な記憶を何度も繰り返していると、そこに太い通り道が出来てしまいます。その通り道は思い起こしやすい結果となり、そこから不安や心配事が産まれます。それを繰り返し過ぎると、精神が耐えられなくなり、海馬は委縮して、うつ状態を作っていくのだと思います。

なので、海馬にはなるべく、新しい記憶を創造から作って入れ替えるような動きが良いと思います。あまり過去の事は思い起こさないで、すぐ忘れるくらいの方が、良いかもしれません。

しかし、今の学力は記憶力の結果になってしまってます。記憶と検索はコンピュータの方が得意ですから、それはそこに任せて、もっとアート的な感覚に浸り、美しいとか綺麗とかいう感性を磨いた方が、しあわせになれるかもしれません。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントを残す

目次