生育歴と自己否定 

マインドフルネス

「自己受容」の難しさの裏側には、「生育歴」があります。
「生育歴」とは、生まれてから、現在まで育つに当たって、経験するその履歴です。その履歴で起こった出来事を通じて、人の性格を作っていく事になります。自分の事が受け入れられない「自己否定」という状態は、この「生育歴」で作られることが多いのです。まれに通常の生活で、とことん否定されて、否定的になってしまう人がいますが、多くは、育った環境で作っていくものです。
自分ではそれが普通と思っているのですが、生活の中で、なにか自分がおかしいのではないかと、思った時、初めてそこに気付く事になるのが、「自己否定」を見つける難しさとなります。

お母さんが優しかったという人、お母さん大好きです。という人は、気を付けてください。

確かに母親は、その子の為に可愛がり、手をかけてくれていたかもしれません。ただし、子供が少しでも自分の意に反すると、おまえにそれは向いてないとか、そんな事出来る訳ない、などという、否定を始めます。母親は、あなたの為を思って、転ばぬ先に手を回しているように感じています。しかし、子供にしてみれば、自分の意志をいつも曲げられ、どこか腑に落ちずにいるわけです。ちょっとでも反発すると、無視をされたり、母親が体調不良になったりする訳ですから、子供は我慢します。そんな我慢が積りに積もると、どこかで爆発します。爆発しない場合は、「イイ子」を作り続け大人になってから、周囲に対しても「イイ子」をしている自分に気付きます。しかしその頃にはすでにその性格は「自己否定」になっているのです。またの機会に「自己否定」の怖さを投稿します。


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