こんにちは、折本光司です。
ティール組織について書評して行きたいと思います。
フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (その他), 鈴木立哉 (翻訳)
英治出版
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第1章「変化するパラダイム」から
受動的パラダイム
新しい時代に対応する組織論がもうそこまで来て、目を出しているのではないかという話。
それらを、発達心理学や歴史家、人類学者、哲学者、神経科学者などを人の意識はどう変化するのだろうと、研究をしているが、見ている段階や注目している場所が異なても、意識が成熟に向けて成長するという共通点があったと言います。
そうです、人の意識は進化するのです。そこに応じた見え方、考え方になり、その階層が違うとコミュニケーションが難しくなります。
例えば、自分を中心としている人は、他者の事が良くわかりません、コミュニケーションをしても自分なりにしか解釈できないのです。そして家族や家庭を中心に意識している人は、自宅のローンや子育てを中心にしているかもしれません。子育て中のお母さんはここにいるかもしれません。また、社会を意識して生活している人もいるかもしれません。会社の役職者や経営層、このような人は、会社の立場で世の中をみております。当然、子育て中の奥様とは、意識の置いている場所が違うので、話が合わないかもしれません。うちのお父さんは、全然子育てに参加してくれないの・・・
時代も変わってきましたが、このような意識の階層があるという事をまずは、理解したいと思います。
そして、「受動的パラダイム」色は透明
紀元前10万年~5万年前の頃といい、人々は、10数人の家族単位で生活すると言います。まだエゴは十分に形成されていなく、他人や環境の区別がされない状態です。家族にも階層がなく、リーダーシップもない、狩猟で生活を支え、分業も必要としない。これは何万年まえの話ですが、生まれたばかりの赤ちゃんも、これと同じ発達ステージです。
このような発達ステージがあるという事、そしてそれは生育過程によってさまざまに変化するという事実があります。そして歴史という時代背景と共に、我々の今における環境にも影響しています。