こんにちは、折本光司です。
ティール組織のコンサルティングについてです
フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (その他), 鈴木立哉 (翻訳)
英治出版
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ティール組織を構築するに必要なのは、組織の「意義」そして前々回の「文化」前回の「役割」そして今回は「セルフマネジメント」に一番重要な「問題解決プロセス」です。
「ティール組織」になると、平等の元に、様々な取り決めがなされないといけません。ここで問題になるのが、意見の相違です。「ああしたほうが良い」、「こうしたほうが良い」、このような問題に直面して、組織が崩壊する事が目に見えていると思います。
ここは、世代による価値観の違いを理解してもらうしかありません。
現在の40代以降は、「競争社会」で育っています。人より自分が上に立つ事で、地位や名声、待遇や暮らしが変わってきた時代でした。
ゆとり世代、さとり世代と言われる価値観は、競争の真反対で「調和」の価値観を持って生まれております。
この価値観にならないと、この「問題解決プロセス」は、理解出来ないかもしれません。
こちらの記事を参考にしてください。
このような価値観に全てが変わる事はとても無理があります。
そこで、「カウンセラー」の登場です。
「カウンセラー」は、ファシリテータ役として、人と人との間を取り持ちます。互いに違う価値観はぶつかる事は当り前です。そこに感情が入ったり、好き嫌いになってしまったりすると、事が大きくなります。その両者の話を取り持ち、互いの論点と方向性をすり合わせて、前に進みます。
しかしこれには、双方の意見に自己の価値観を全く入れずに理解しなければいけません。しかし、人は必ず自己の概念という「考え方」を持っております。そこを外して物事を捉えることは、通常出来ません。
これが出来るようになる学びが「自己受容」です。
「自己受容」は正直難しいです。
なぜなら、競争のために色々と知識や理論を頭に押し込んでしまったてい物を、外していく方向に進めないといけないからです。
外して外して、何も無くなる事で、どんな人の話も聴けるようになるのです。そこに「調和」が生まれます。
人間は、進化します。その進化は学ぶ事で成長するものと、生まれ来る時代の価値観による成長をがあります。生まれ持って来る価値観があるのです。
今生まれてくる人の方が、新しい価値観を持って生まれているのです。ここを理解しないと、「問題解決プロセス」が大切な「セルフマネジメント」は実現しないでしょう。
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