武士気質3

 

昨日は、武士系の人は、生まれ持った髙い意識があるという事を書きました。

そして、武士のいた時代は、その武士という気質や立場、振る舞いを周囲も認めており、

それなりの生き様を全うする事を当り前としていた、

という事をお伝えいたしました。

 

問題は、このような気質や振る舞いを、

現代でやってしまったらどうなるか、です。

 

先日示した武士気質にある特徴ですが、

  • 正義感
  • 勇気
  • 思いやり
  • 礼儀
  • 信用
  • 忠誠心
  • 叡智
  • 名誉
  • 克己

(武士道より)

このような振る舞いです。

武士は自分がこのような武士道を忠実に守りますから、

他者からどうというより、いい加減な人に対して、イライラしたり、嫌悪感を抱いたりするのです。

 

武士気質の人が、相手に合わせて良く動いてくれると、

周りは、心強く頼ってきます。

すると、自分(武士気質の人)ばかり頑張って、それが周りから見ても当り前になってしまいます。

それが、溜まると周囲に対してイライラしたりしてくるのです。

 

武士は、克己(こっき)という「むやみに心の中をあらわにしない」という性質があります。

人の悪口を言ったり、集団で噂話をしている事に、嫌気がさして

その場から離れたくなります。

なぜ、人の悪口を言うんだろう、私が居なかったら、私の悪口も言ってるに決まってる

という風に思ってしまいます。

 

そして、顕著に表れるのが、「忠誠心」です。

武士の上には、大名がおります。

その大名に服従しますから、現代で、責任を取らない上司がいると、

そこで仕事をする事に、納得いかなくなります。

かといってその人を攻める訳にはいかなく、

もやもやしながら、仕事をする事になります。

 

ただし、「忠誠心」というのは、絶対服従ですが、

主が、ちょっと違う事をしていたり、道を外れていると思った時は、

「それはちょっと違うのではないですか?」と自ら言ったのです。

当然自分の腹を掛る程の責任をもってです。

これが、「謙虚さ」となります。

自分の思った事は貫き通す、間違ったら潔く腹を切る

そんな生き方が武士なのです。

「謙虚さ」は、ただ言いなりではありません。

自分の「意志」を示す事が謙虚になるのです。

ただの、いい人になってしまうと、

「控えめ」という事になります。

 

現代でこの「武士の気質」が現れると、非常に苦労する性格となります。

 

問題は、今の社会で、あまり溶け込めない、その気質に対し

自分は社会に適合しないと、自己否定に陥ってしまう事です。

ここが、コミュニケーションも苦手になってしまう部分でもあり、

勿体ない部分でもあります。

 

このような気質の人は、まず生まれ持った魂(気質・性質・個性)を最大限信用してください。

認めて下さい。

今の社会には、適合しないかもしれません。

逆に、人々を導く為に生まれたのかもしれません。

または、時代や流行を作る人かもしれません。

 

そんな、自分を認めてください。

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