Teal組織「ティール組織と自己受容」【達成型パラダイム】ーオレンジパラダイム

ティール組織と自己受容

こんにちは、折本光司です。
ティール組織について書評して行きたいと思います。


フレデリック・ラルー (著),‎ 嘉村賢州 (その他),‎ 鈴木立哉 (翻訳)
英治出版
http://amzn.to/2oQ8CvN


第1章「変化するパラダイム」から
達成型パラダイム

オレンジ型では、イノベーションという発想力が飛躍的に進化している、こうしたらどうなるだろう、という問いが先の道を開く。子供でいえば、小学校5~6年生くらいになると、自己の主張をしたり、相手の主張を聞いたり察したりする。ここで得意分野や欠点やトラウマなどを経験します。他者との認識が発達して、そことの競争にどうしたら良いのか、という思考を張り巡らす。その結果が数字や他者との比較で表面化します。そして達成となります。

まさに現代までの競争社会が、このパラダイムです。達成する事で自己の欲求を得ようとします。

著書にはこのパラダイムに3つの突破口があると記されています。
①イノベーション
競争の中には、疑問が生まれます。そこより優れるには、一度疑問視してみる事が、その先のイノベーションに繋がります。戦争は戦いという競争です。破壊という残酷な面の裏側に、再生というイノベーションがあります。さらに強く強力な物を求める力です。

②説明責任
競争には、「ニンジン」が必要です、そこに向けて走らせないといけないのです。その退化というのが「説明責任」という事だと思うが、ご褒美の約束や昇進昇格などの、責任と義務を与えるのです。

③実力主義
実力さえ発揮すれば、誰でも平等に昇進できると言った制度です。明らかな身分制度があった時代に比べると、誰に出もチャンスがあるように思える。

ただし、この「ニンジン」となる競争は、終演がある事に気付く。そして経済成長が人間の幸福感と直接結びつくとは限らない事も知る事になります。現代はこの段階、まだまだ、バブルが崩壊しても、この価値観は簡単に変えられない・・・


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※ティール組織の考え方に少しでも興味のある方は、是非ご覧ください。
https://jikojyuyou.com/post_lp/5139

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